栄えある1冊目 「高校事変 Ⅺ」 松岡圭祐
「高校事変 Ⅺ」 松岡圭祐 著
本の概要
高校事変シリーズの第11巻目。犯罪氏に残る凶悪な半グレ連合のリーダーを父に持つ優莉結衣が持ち前の知識と状況への対応力を駆使して、結衣に降りかかる火の粉を払い除けてゆく。本作品は、舞台が日本に戻り、結衣の兄であり、優莉家長男の優莉架祷斗(かいと)に狙いを定めて動き出す。
本の感想
この「高校事変」シリーズは、作品出版時に世の中で話題になっているニュースや出来事も名前や形を変えて登場しており、本作品でも現在、日本の総理大臣をしてお仕事をされているあの「令和おじさん」をモチーフにしたであろう登場人物が描かれており、なかなか痛快である。
また、本作品には著者の他作品である「探偵の探偵」の主人公である「紗崎玲奈」も登場する。MARVELの「Avengers」のように作品を超えて様々な人物が登場する物語が大好物な私としては胸がワクワクした。
雑談
「万能鑑定士Q」シリーズや「水鏡推理」シリーズなど松岡圭祐さんの他の著作を読んで感じたことだが物語の後半に行くほど、急速に物語が展開し、一日で読んでしまうのが常である。
今日から一週間で「高校事変」シリーズを読み返してみようかな~
どのシリーズの主人公も全員魅力的すぎる!!